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SDGs探究AWARDS2023

SDGs探究AWARDS2023
受賞作品

学生部門最優秀賞

楽しいから広がる繊維端材SDGs

「楽しいから広がる繊維端材SDGs」竹本研究室 国立大学法人福井大学

  • SDGs Goal. 12つくる責任 つかう責任

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受賞者からのコメント

この度は素晴らしい賞をありがとうございます。

福井県鯖江市で生じる繊維端材の多くは、現在廃棄処分され続けています。要因は大量生産・大量消費の傾向が伺えるファストファッションにおいて、繊維端材への問題意識は高くないことにあると感じます。今回、私たちは統計学を用いたデータ分析を応用し、この繊維端材の利活用について取り組みました。

私たちの提案は“繊維端材を用いたアート作品の創作”です。これは繊維端材を自由に選びプレートに貼っていくというものです。この提案のターゲットは地域の子ども達への“知育玩具”並びに、創作活用として大人も楽しめると考えています。

また、“繊維端材の貼り絵”を用いた巨大オブジェクトの制作も提言しています。地域参加型イベントを開催し、みんなで協力して創る“体験”を提供します。巨大オブジェによる観光地化も望めます。

私達はこの活動を通じ、廃棄される繊維端材が減るだけでなく、地域の人々への繊維端材の認知を目指します。より多くの方と楽しく創作し、地域と世界の“環境・社会・経済”を考え、取り組める機会をつくっていきます。

竹本研究室国立大学法人福井大学

審査員からのコメント

繊維端材を利活用するために企業さんへのインタビューや他大学などを巻き込んでアイデアワークショップを行う行動力、これらを継続的な活動として行なっていることを評価しました。2050年のカーボンニュートラルに向けて、アップサイクル含め循環型経済がますます重要になってくるので、これからの活動に期待しています。ちなみに京都ではアパレル販売会社さんを中心に「循環フェス」なるリユースイベントを行なっていますので、ご参考にしてもらえたらと思います。