SDGs探究AWARDS2022
受賞作品
協賛企業賞
株式会社日本旅行賞
環境に配慮した果実袋の開発
~「バショウ」から始まるサスティナブルな農業~
- SDGs Goal. 9産業と技術革新の基盤をつくろう
- SDGs Goal. 11住み続けられるまちづくりを
- SDGs Goal. 12つくる責任 つかう責任
- SDGs Goal. 13気候変動に具体的な対策を
- SDGs Goal. 14海の豊かさを守ろう
- SDGs Goal. 15陸の豊かさも守ろう
審査員からのコメント
このたびは受賞おめでとうございます。本作品は地域独自の資源である、産業と文化の2つのテーマの課題解決に寄与する内容でした。観光分野は裾野が広く、持続可能なツーリズムを実現するにはより多くのステークホルダーとの共創が重要となります。これからも自分たちの地域の観光資源を守り、その魅力を発信することで地域に活力を与えてくれることに期待しています。
受賞者からのコメント
この度は、数多くの作品の中から優秀賞をいただきまして、誠にありがとうございます。生産科学科の果樹班のメンバー全員で喜びを分かち合っているところです。今回の受賞にあたりまして、私たちの研究活動にご協力いただいた愛媛大学や地元企業、農家の皆様、本当にありがとうございました。
さて、私たちの取組は、「地元の基幹品種であるピオーネの着色不良を改善したい」という日々の授業や実習を通した些細なきっかけからスタートしています。先輩方の研究活動を参考にしながら、地域の未利用資源であったバショウを利用した様々な農業用資材の開発に現在も挑戦しています。バショウはバナナ科の植物で愛媛県の南西部にも広く自生しています。その葉は、地域の方々によってお盆の棚飾りとして昔から利用されていますが、時期が終わると廃棄されるものでした。SDGsが国連総会で採択され、2030年の達成年限まで残すところ7年となっています。日本の農業は、担い手不足や従事者の高齢化といった問題だけでなく、温室効果ガスの排出量が総排出量の4分の1を占めている産業でもあるので環境に配慮した持続可能な対応も昨今求められています。
農業高校生として、日頃の気づきや学びを通して、農業の持続的な発展と明るい未来を夢見て今後も活動を継続していきます。
果樹班宇都宮美虹
大久保勇那
川口莉乃
力石侑士
仲田隼人
松平蓮
松浦花奈愛媛県立大洲農業高等学校