SDGs探究AWARDS2021
受賞作品
審査員特別賞
(仙田)
空白を埋める熱量の電波
審査員からのコメント
不登校に対しての解決案の1つとして深夜ラジオというツールがアナログでありつつも、ご自身の体験談を通してわかりやすく小論文形式で書かれていて、タイトルのキャッチーさにまずは惹かれました。“空白を埋める熱量の電波”というタイトルから言葉のセンスを感じました。集団生活で学ぶ事も多いと思いますが、今は個の時代になりつつあり、たった一人の熱量から、探究するところまで書かれていましたが、次は自分の好きな事を見つけ行動し、巻き込んでいく過程をまた彼の文章で読みたいと思いました。
受賞者からのコメント
『ネガティブを潰すのはポジティブではない。没頭だ。』
僕の尊敬するオードリー若林正恭さんの言葉(著書「社会人大学人見知り学部卒業見込」より)です。
自分は人からどう見られてるのか、なんて忘れてしまうくらい没頭できる物があれば、きっと人生は楽しくなる。 そして好きな事に没頭していた時間は、きっと将来自分の武器になります。
こんな事を自分みたいな若造が言ったところでなんの説得力も無いかもしれませんが、ラジオを聴くことに没頭していたからこそ、僕は今回賞を頂けました。
学校という場所に絶望して崖を踏み外した僕は、ラジオという命綱によって這い上がってきました。
僕の人生は1秒たりとも無駄じゃなかった、そう確信しています。 そして、それはこれからも同じです。
『僕のようなネイティブ・ネガティブが人生を生き抜くには、没頭できる仕事や趣味は命綱と同等の価値がある』(著書「ナナメの夕暮れ」より)
僕には若林さんの言葉が胸に深く突き刺さります。
僕は将来より多くの人の命綱を作っていきたい。
きっとその仕事は僕の命綱にもなるんだと信じています。
岡本洋祐鹿島学園高等学校