SDGsって何?
SDGsについて目にする機会も、学校で学ぶ機会も増えていると思いますが、まだまだよくわからない人もいるのではないでしょうか。
SDGsについての歴史や内容を簡単にお伝えしていきます。
SDGsの誕生
そのルーツは1972年、世界で初めて環境に関する国際会議が開催され、『かけがえのない地球』のスローガンの下、環境問題が人類に対する脅威であり、国際的に取り組むことを明言した『人間環境宣言』を採択したことにさかのぼります。
同じ年に、国際連合は「国連環境計画」を創設し、国際協調による取り組みが本格的にスタートします。
その後、1980年代に『持続可能な開発(Sustainable Development)』の概念が打ち出されます。「持続可能な開発」とは、『将来の世代の欲求を満たしつつ、現在の世代の欲求も満足させるような開発』と定義されています。つまり、自分たちや同じ時代に生きる人々が満たされるために、他の人や将来の世代に負担を強いてはならない、持続的に満たされるための仕組みを考えようということです。
そのためには経済・社会・環境のいずれも犠牲にすることなく、3要素を調和させながら、現在及び将来を繁栄させていくことが「持続可能な開発」なのです。
1992年に持続可能な開発における歴史的転換を生んだ国連環境開発会議、通称「地球サミット」がブラジル・リオデジャネイロで開催され、急速に普及し始めたのです。
JAPAN SDGs Action Platform(外務省)
17の目標と169のターゲット
SDGsは17の目標を掲げています。カラフルなアイコンは皆さんもどこかで目にしたことがあると思います。それぞれに数字とイラストでわかりやすく私たち地球人が考えなければならない問題を表しています。
そして、17の目標にはさらに細かく目標設定がされています。それが、169のターゲットです。いつまでにどんなことを達成する。といった、具体的な目標が決められています。それらは、世界の目標設定ですが、私たちの生活と遠い話ではありません。その繋がりを紐解くこと、そこから自分にできることを考えること、そういったことを探究し、作品をエントリーしていただければと思っています。
参考文献「SDGs探究ワークブック・noa出版」