SDGs探究AWARDS2021
受賞作品
審査員特別賞
(田和)
大学生食堂
- SDGs Goal. 3すべての人に健康と福祉を
- SDGs Goal. 12つくる責任 つかう責任
審査員からのコメント
この作品は、コロナ禍において、経済的、人的交流や食事・栄養などの点で困っている、取り残されがちな大学生に焦点を当て、サブスクリプション制度の食堂を経営することで支援しようとするもの。加えて、売れ残った食材やB級製品の利用、ボランティアとして学生を動員、地元農家の方との交流などを組み合わせることによる相乗効果も狙っている。計画においてはアンケートやヒアリングなどを行い、具体的な提案と工夫が随所にみられる。この様に皆が支え合い、課題解決ができれば素晴らしい社会が築くことができるのではないか、とても明るい気持ちになれる取り組みとして高く評価した。コスト分析があるものの、果たして想定通り上手くいくかはわからないが、是非実際に活動して効果を出して欲しい。
受賞者からのコメント
この度は審査員特別賞という素晴らしい賞を頂くことができ、大変光栄に思います。この賞を頂戴するとのお知らせを頂いたときは、信じられないという気持ちと同時に喜びがこみ上げてきました。
私たちは大学に入学した当初から新型コロナウィルスの流行によって、思い描いた学校生活を過ごすことができていません。しかし、この経験を通して得られたことは沢山あり、その視点が今回の「大学生食堂」の考案に活かされました。特に、新型コロナウィルスの流行によって大学生活に大きな障壁となったことは「交流の機会を持つことができない」という点です。けれども、この状況に悲観することなく自分事に捉えた結果、大学生が気軽に通える空間として食堂が効果的ではと考えました。
また、SDGsの課題解決は世界で取り組まれていますが、私たちは大学生にでき、且つ地域レベルに落とし込むことで、より身近に感じてもらえるのではと思います。
最後に、私たちの活動を指導して頂いた先生方ならびに取材やアンケート調査にご協力頂いた方々に心より感謝を申し上げます。
チーム食と空間づくり佐藤結奈
早瀬公香
木村志穂
北條百萌宇都宮大学