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SDGs探究AWARDS2023

SDGs探究AWARDS2020
受賞作品

学生部門優秀賞

ボルテックスジェネレーターによるプロペラの風切り音の低下

異分野協働エンジニアリングデザインプロジェクト 大阪電気通信大学

  • SDGs Goal. 9産業と技術革新の基盤をつくろう
  • SDGs Goal. 12つくる責任 つかう責任

プレゼン動画

受賞者からのコメント

この度は多数の応募作品の中から優秀賞に選んでいただき、メンバー一同大変うれしく感じております。この研究に協力してくださった大阪電気通信大学の教職員の皆様には感謝の気持ちでいっぱいです。
私達の研究は工学系学科合同のプロジェクト型授業の中で始まりました。偶然にも同じチームになった4名は、普段は同じキャンパスにいますが、所属する学科は全員異なります。このため、経験や知識がかなり異なる仲間と共通の目標に向かって研究活動を開始することになりました。戸惑うこともありましたが、研究を通じて他の分野に接することは刺激的で楽しかったです。
私たちは SDGs の達成のためドローンに着目しました。ドローンは商品の配送などで利用されていき、身近になっていくでしょう。将来は、人に接近する機会も多くなり、騒音も問題になるでしょう。今回の研究では、生物模倣した微小な突起をプロペラにつけることで、プロペラの回転よって生じる騒音を抑えることを目標としました。プロペラ本来の機能である風力を減少させずに、騒音を抑制させるため、チーム内でアイデアを一生懸命に出し合いました。これができたときは本当に感動しました。
私達の研究成果により、将来、静かなドローンが元気よく空中を飛びかうことになり、SDGs の達成に少しでも役に立てればうれしく思います。

異分野協働エンジニアリングデザインプロジェクト廣瀬 光貴
堤 稜太
河端 亮
鈴木 研汰大阪電気通信大学

審査員からのコメント

現在、ドローンは農業や土木・建設など様々な現場における活用が進められている。先進国は少子高齢化による労働力不足のため、ドローンは新たな社会において活躍する可能性を秘めている。一方で、活躍の場を広げるには、様々な技術的な課題を克服する必要がある。本提案は、ドローンの低空飛行時における騒音問題解決のために、生物模倣によるボルテックスジェネレーターの開発とその検証結果を示し、低コストによる抑圧技術を提案されたことを評価した。