
SDGs探究AWARDS2024
受賞作品
研究・調査部門
優秀賞
発明で海のゆりかごを復活させたい
- SDGs Goal. 14海の豊かさを守ろう
審査員からのコメント
動画の最初のインパクト、8つの特許取得で5秒で早々に引き込まれました。かわいい声で発明が大好きな中学3年生です!というわくわくするようなハツラツとした動画、実際に自宅で水槽で6月~1月と約8か月で数パーセントの発芽率を研究探求することで、最短18時間6日で88%の発芽率となった結果に驚き、動画の構成力やプレゼン力なども圧倒的でした。授賞式では他の受賞者から他の特許について質問があり、困りごと解決などいろんな幅広いジャンルでの特許を取得されているお話があり、より探求しながらも様々な分野で活躍されている行動力にも圧倒されました。今後の高校生活のご活躍、きっとどこかでまた拝見できる日が来ると確信しました。
受賞者からのコメント
このたびは、栄誉ある優秀賞をいただき、誠にありがとうございます。まず初めに、この貴重な機会を与えてくださった主催者の皆様、審査員の方々、そして支えてくださったすべての皆様に、心より感謝申し上げます。このコンテストを通じて、SDGsの探究を深めることができただけでなく、同じ志を持つ仲間の素晴らしい研究に触れ、多くの学びを得ることができました。
私はこれまでに8件の特許を取得し、多様な分野で発明を続けてきました。そして、中学2年のときから「海のゆりかご」と呼ばれるアマモ場の減少を食い止め、未来の海を守るために研究を進めてきました。従来1~3%しか発芽しなかったアマモを、最短18時間、6日で88%の確率で発芽させる方法を発明し、季節を問わず発芽から育成できる仕組みを確立しました。研究の集大成として、2024年3月には、自分の手で育てたアマモを生分解性のポットごと海に還すことができました。
この「SDGs探求AWARD2024」を励みに、これからも海を守るために探求・挑戦を続けていきます。未来の海にアマモが揺れ、豊かな生態系が息づく日を信じて。ありがとうございました。
嘉手納 杏果私立東海大学付属相模高等学校中等部