
SDGs探究AWARDS2024
受賞作品
審査員特別賞
(吉田)
想いを未来へつなぐ
~那賀高から広げるサステナブルファッション~
- SDGs Goal. 1貧困をなくそう
- SDGs Goal. 3すべての人に健康と福祉を
- SDGs Goal. 10人や国の不平等をなくそう
- SDGs Goal. 12つくる責任 つかう責任
- SDGs Goal. 13気候変動に具体的な対策を
- SDGs Goal. 14海の豊かさを守ろう
- SDGs Goal. 16平和と公正をすべての人に
審査員からのコメント
不要となった衣類を回収し、再利用の場を生み出す「服活」は、8年間継続されており、その地道な取り組みが大きな成果につながっています。古着の提供によるワクチン支援など国際協力にも発展し、使用できない衣類はアップサイクルにより100%再利用。3つの中学校で合同研修会を実施したこと、大学生に対して高校生が出前授業を行いサステナブルファッションについて話し合うという高大接続の形は非常にユニークで高く評価しました。在校生だけでなく卒業生も活動に参加し続けており、そのつながりの強さと活動のやりがいを感じさせます。今後、学校の枠を越え、地域全体へ広がっていくことを期待しています。
受賞者からのコメント
この度は、数多くの作品の中から審査員特別賞に選出していただき、ありがとうございます。
不要となった衣服に第二の活用の場を与え、新たな息吹を吹き込む活動「服活」は、不要な服の使い道について、生徒からの相談をきっかけに始まりました。今年度で8年目を迎え、これまでに累計23,600着の服を無料譲渡することができており、環境省の調べによると9.6tのCO2の削減に貢献していることになります。
活動範囲も徳島を飛び出し、県外さらには海外へと広がりを見せ、回収した古着の一部を「古着deワクチン」に提供したり、国際カトリック協会へ寄付するなど国際支援にも参画しています。20社あまりの企業・団体が協賛してくださり、譲渡できない服はアップサイクルし、サイクルパネルに加工するなどして、100%再活用を目指しています。
また、服活による高大連携をスタートさせました。持続可能な社会に向けて、私たち高校生が主体的に行動し、他者に働きかけ地域社会や環境に配慮できる存在となっていることに喜びを感じています。
今回の受賞を励みとし、今後も地域社会に貢献できるよう、グローカルな視点で「服活」の環を広げていきます。
徳島県立那賀高等学校エシカルクラブ森本 天海
宮繁 鈴々
䕃山 れいか
豊川 遥希
他26名徳島県立那賀高等学校