SDGs探究Library

SDGs探究AWARDS2024

SDGs探究AWARDS2024
受賞作品

審査員特別賞
(仙田)

木を育てるボードゲーム「Grow Tree」

「木を育てるボードゲーム「Grow Tree」」 室谷 悠太 聖学院高等学校

  • SDGs Goal. 4質の高い教育をみんなに
  • SDGs Goal. 12つくる責任 つかう責任
  • SDGs Goal. 13気候変動に具体的な対策を
  • SDGs Goal. 15陸の豊かさも守ろう
  • SDGs Goal. 17パートナーシップで目標を達成しよう

PDFファイルダウンロード 作品データ.pdf

受賞者からのコメント

今回の受賞、誠にありがとうございます。このような評価をいただけたことを大変光栄に思うと同時に、これまで支えてくださった皆様に心より感謝申し上げます。

私がこの活動を始めた動機は、環境問題に対する漠然とした理解が多くの人々の間に広がっていることに気づいたことでした。現在、森林資源の老齢化や伐採不足が進み、温暖化の加速にも影響を与えているという現実があります。しかし、多くの人が「木を植える=環境に良い」と誤認し、適切な森林管理の必要性が十分に認識されていない状況に疑問を抱きました。

このような現状について、楽しく、無意識的に学べる手段が必要だと考えた結果、「Grow Tree」というボードゲームを開発しました。プレイヤーが木を植え、育て、資源として適切に活用するプロセスを体験することで、環境問題の本質を直感的に学べる仕組みを作りました。

今後は、Grow Treeの商品化を進め、誰もが自宅で気軽に環境について学べるツールとして普及させることを目指します。また、渋谷区と連携し、中学校・高校にボードゲームを提供することで、環境教育の一環として活用していただく予定です。

この受賞を励みに、今後もより多くの人々に環境問題を伝え、行動を促すための活動を続けてまいります。改めまして、ご支援いただいた皆様に深く感謝申し上げます。

室谷 悠太聖学院高等学校

審査員からのコメント

シンプルに木を増やせばいいのか?という視点や考察から、明治神社の長年の切るべき木を住民のクレームにより、補強しかできない課題をヒアリングし、知識不足と漠然とした理解から誤解が生じている事は他にもたくさんあるのではないかと考えさせられました。木を守る為に切った方がいい木があるという事実を無意識的に伝える為にゲームで知ってもらう事から始まり実際にかなり考えられたボードゲームを創り、渋谷区さんとの連携など行動に移されている事などまさに探求されており、選ばせて頂きました。ゲーム自体の楽しさやルールなどが今回は資料のみだった為、動画でも伝えられるようになればたくさんの人に知ってもらえるのではと思います。

※パワーポイント作品は掲載のためPDF化されています。