
SDGs探究AWARDS2024
受賞作品
審査員特別賞
(保本)
世代を超える貧困の連鎖を断ち切ろう
「食料支援型教育システム」
- SDGs Goal. 1貧困をなくそう
- SDGs Goal. 2飢餓をゼロに
- SDGs Goal. 3すべての人に健康と福祉を
- SDGs Goal. 4質の高い教育をみんなに
- SDGs Goal. 8働きがいも経済成長も
- SDGs Goal. 9産業と技術革新の基盤をつくろう
- SDGs Goal. 10人や国の不平等をなくそう
- SDGs Goal. 12つくる責任 つかう責任
- SDGs Goal. 17パートナーシップで目標を達成しよう
審査員からのコメント
本システムは、インドの現地課題を深く理解し、貧困問題に対して教育と食料支援を組み合わせた実践的な取り組みです。特に、児童労働の背景にある「日々の食事を確保しなければならない」という現実に着目し、「子どもが教育を受けることで家族の食事も支えられる仕組み」を考案された点が素晴らしいと感じました。本システムは、一時的な支援にとどまらず、教育と雇用を通じて貧困の連鎖を断ち切る持続可能なモデルです。また、現地の企業、自治体との連携によって、実現可能性を高めている点も高く評価しました。ぜひ本システムをさらに発展・実現させ、多くの子どもたちに未来への選択肢を広げてください。今後のさらなる発展を心から期待しています。
※パワーポイント作品は掲載のためPDF化されています。
受賞者からのコメント
この度は名誉ある審査員特別賞をいただき、誠にありがとうございます。 私の目指す「食糧支援型教育システム」は、貧困地域において教育と食糧支援を一体化させ、子どもたちが安心して学び、将来的に自立できる環境を整えることを目的としています。今回の受賞は、この取り組みの意義を多くの方に知っていただく貴重な機会となり、大変嬉しく思います。
このアイデアのきっかけは、インドでの経験にあります。教育を受けたくても食事の確保が優先され、学ぶ機会を失う子どもたちを目の当たりにし、「食」と「教育」を結びつけた持続可能な支援が必要だと考えました。そこで、食事の提供を通じて学校への通学を促し、さらに職業訓練や雇用機会までを含めた包括的な支援システムを考案しました。
現在、このプランの実現に向け、関心を持ってくださる団体との連携を模索しながら、より具体的な形へと発展させています。受賞を励みに、今後も多くの方と協力しながら貧困の連鎖を断ち切るための仕組みづくりに尽力していきたいと思います。
最後に、この機会をくださったSDGs探究AWARDSの運営の皆様、審査員の皆様、そして日頃から支えてくださる方々に心より感謝申し上げます。
辻元 逢めり同志社国際高等学校