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SDGs探究AWARDS2023

SDGs探究AWARDS2022
受賞作品

中高生部門優秀賞

人と環境にやさしい使い捨て手袋の開発

「人と環境にやさしい使い捨て手袋の開発」アルギン酸手袋 都立多摩科学技術高等学校

  • SDGs Goal. 12つくる責任 つかう責任
  • SDGs Goal. 14海の豊かさを守ろう

PDFファイルダウンロード 人と環境に優しいアルギン酸手袋の開発.pdf

受賞者からのコメント

この度は多数の応募の中から優秀賞に選んでいただき、本当にありがとうございます。

私たちは従来の使い捨て手袋の環境負荷と使いにくさに着目し、アルギン酸ナトリウムを用いて環境にやさしく使いやすい手袋を開発しました。

この探究活動を始めたきっかけは、ワカメが大量に処分されているという環境問題を知ったことでした。ワカメに新たな利用法がないかを考え、ワカメの主成分であるアルギン酸ナトリウムという物質を使い捨て手袋に応用できることを思いつき、この探究活動が始まりました。

実験をしていく中で、SDGsを構成しているゴールとターゲットが、開発の目標とする手袋を考える上で大きな指標になりました。SDGsというものを大々的に掲げる意味はそういった世界中の活動の共通指標になることにもあるのだと、探究活動を通じて感じました。

今回の受賞を励みに、今後もSDGs達成に向けた研究活動に取り組んでいきたいと思います。

最後に、この研究を進める上で指導をしていただいた石田先生や、実験の手助けをしてくれた佐藤君をはじめとする化学物理班の方々に心から感謝申し上げます。ありがとうございました。

アルギン酸手袋大塚修平
金子拓実
西平怜広都立多摩科学技術高等学校

審査員からのコメント

優秀賞の受賞おめでとうございます。

まず、素晴らしい取り組みを紹介いただきありがとうございました。

本作品の内容は、従来の使い捨て手袋を課題とし、その概念を根底から変えたいという思いが込められています。ワカメなどの海藻類の主成分であるアルギン酸類を利用して、以下の特性を持つ手袋(以下、アルギン酸手袋とする)を開発し、新しい手袋を提案するものでした。

本作品の紹介には、さまざまな製造の過程を動画等で表現し、審査員一同納得させられることが多く、製品化することが明確にビジョンとして見えるものでありました。今後もさまざまな課題を乗り越え、世の中に広がればとワクワクするものです。