SDGs探究AWARDS 2020

Report SDGs探究AWARDS2019

関西大学 商学部 荒木ゼミ
もりきっず

AWARDSが繋げた中大連携プロジェクト

7月下旬、SDGs探究AWARDS2019学生部門で優秀賞を受賞した「もりきっず」の皆さんが関西大学第一中学校3年生に向けて、プレゼンテーションを実施されるとのことで、実施場所である関西大学100周年記念会館に訪問してきました。
当日は、もりきっずの皆さんや、荒木ゼミの皆さん、荒木先生、第一中学校の小篠先生、大西教頭先生にゼミの活動、AWARDSへの参加、中大連携のお話などをお伺いさせていただくことができました。

もりきっず

SDGs探究AWARDS2019学生部門で優秀賞を受賞した、関西大学商学部荒木ゼミの4回生(参加当時3回生)のグループです。赤井彩夏さん、岩井星映さん、高橋愛奈さん、田口香里奈さん、橋原楓果さん、前地萌佳さん、山本紗世さんの7名で構成されています。SDGs探究AWARDS2019には「SEMs~「してない」じゃなくて「しらない」だけ。SDGsをもっと身近に。~」という作品で受賞されました。

関西大学商学部 荒木ゼミ「もりきっず」の皆さん

SDGs探究AWARDSに参加して得たもの

―SDGsを広める活動を実施するようになったきっかけを教えてください―

私たちが所属している荒木ゼミでは、産学連携・文理融合による実践的な課題解決活動を、プロジェクトを通じて行っています。そのため、企業や自治体からの依頼で実施するプロジェクトもあり、その1つとして守口市から市のキャラクター周知の依頼を受けるという形で始まりました。私たちはキャラクター周知だけでは広がりがないので、地域ブランディングという観点から、市の取組をSDGsを用いることで市民の皆さんに知っていただくというプロジェクトを提案しました。市民祭への参加という巻き込み型事業の形をとったことで、より多くの市民の皆さんに直接周知活動ができました。

関西大学商学部 荒木ゼミ「もりきっず」の皆さん

―AWARDSにエントリーしたきっかけは?―

荒木先生が大学のインフォメーションシステムの掲示コーナーから見つけて勧めてくださいました。すでに守口市のブランディング活動を行っていましたし、ゼミの活動としても様々なビジネスプランコンテストにチャレンジする取り組みをしていましたので、SDGs探究AWARDS用にパワーポイントをまとめてエントリーしました。

―どのような想いでAWARDSへエントリーしましたか?―

SDGsについては、言葉は知っていてもよく分からず、他人事のように感じている人が多いと思います。私たちも地域ブランディング活動に取り組むまでは同じでした。ですので、少しでも多くの方にSDGsが身近なものであることが伝わればいいなと思ってエントリーしました。

―エントリーの時に工夫したことを教えてください?―

私たちはプレゼンを前提とした活動をゼミで取り組んでいます。ですので、パワーポイントには最小限の情報しか載せず、口頭で説明をすることで見やすくわかりやすいプレゼンを心がけていました。しかし、AWARDSはプレゼンではなく作品のみの提出になるので、いかにパワーポイントに必要な情報を載せ、かつ読みやすくするかという点は創意工夫しました。

関西大学商学部 荒木ゼミ「もりきっず」の皆さん

―AWARDSに参加して何か変化はありますか?―

生活の中にあるSDGsにより気付くようになりました。活動をする中でSDGsについてもよく調べたこともあり、アルバイト先や買い物先でのSDGsの取組やSDGsバッジをしている人など、気になって見てしまいます。SDGsを自分のこととして考えられるようになったのだと思います。

関西大学商学部 荒木ゼミ「もりきっず」の皆さん

荒木ゼミの活動

―荒木ゼミについて教えてください―

本ゼミは企業から要望を受けてビジネスプランを考える活動を主としています。それと共に、ビジネスプランコンテストやデータ分析コンテストなどへの参加も軸に置いています。私の統計学が専門で、企業における品質管理に関する問題解決指導についても携わり推進しています。

―学生から先生の指導で主体性ができたと聞きましたが、どのような指導を?―

複数のプロジェクトを同時に進めており、それぞれのプロジェクトについて希望者を募って構成しています。もりきっずも守口市からの依頼に対して希望をした7名で構成しました。プロジェクトが多いので、ゼミの時間は各グループのプレゼン発表のみです。学生たちは言いたいことをたくさん詰めて発表してきますが、わかりやすく論理性があり、違和感を感じさせない発表を促しています。また、グループのリーダーを決めることはせず、学生を信頼し、自発的な活動の中で自然と役割分担ができるようにしています。

関西大学商学部 荒木先生

プレゼン発表会に至るまで

―第一中学校もAWARDS2019にエントリーいただきました―

DGsを自分ごとにさせたくSDGsのコンクールを探していました。AWARDSの存在を知るのが締切ギリギリでしたが、生徒に希望を募ったところ、15名の生徒がグループになって取り組みました。時間がない中でしたが、結果ではなくやることに意義を感じてエントリーしました。生徒が自主的に取り組めていたのが印象的でした。現在もSDGsについての課題に取り組んでいますが、昨年度AWARDSに参加した生徒に関しては、やはり課題への解決の考え方が一歩先に進んでいるように感じています。

関西大学第一中学校 小篠先生

―今回のプレゼン発表会するきっかけは?―

SDGs探究AWARDSのサイトで、受賞者に関西大学のグループがいることを知りました。生徒のプレゼンの指導に課題を感じていたこともあり、受賞グループのプレゼンを生徒に見せたくて荒木先生にコンタクトをとりました。依頼をさせていただいたところ、ゼミの他のグループのプレゼンも見せていただけることになりました。対象は現在課題に取り組んでいる中学3年生全員としました。

プレゼン発表会

新たな取り組み

―荒木先生とコンタクトをとったことで、発展があったそうですね?―

以前から関西大学として学内の連携を考えていたこともありますが、荒木先生とご連絡をとったことで、荒木ゼミと第一中学校の連携の話が進みました。第一中学校では3年生に希望者を募り、ビジネスプランを考えてみたいという意欲的な生徒6名の参加が決まっています。

関西大学第一中学校 大西教頭先生

―(荒木先生に)中大連携についてもう少し教えてください―

関西大学は特に理工系の学部で様々な優れた技術を輩出しています。それらの技術を生かすためにも文理融合活動が必要だと考えていました。産学連携、文理融合、中高大連携を強化し、関西大学ならでは取り組みとして進めていこうと考えており、その一つとして、今年の8月から、商学部の荒木ゼミと環境都市工学部の安室喜弘先生、第一中学校が連携して1つのプロジェクトに取り組むことになっています。

関西大学商学部 荒木先生

―取材を終えて―

もりきっずの皆さんは今年で卒業になりますが、荒木ゼミでプレゼン力だけでなく、主体的に考えることや軸をしっかりと持つことなど、社会で活躍するための力が身に付いたと感じられていることが印象的でした。今後、中大連携で中学生にとっては良い経験になることはもちろんのこと、大学生にとっても視界が広がる経験になることが予想され、非常に楽しみなお話を聞くことができました。AWARDSは自分ごとへの第一歩の場であり、参加者の方々の繋がりの場でもあります。今後もこのような繋がりができることを願っています。

関西大学商学部 もりきっずの皆さん、関西大学商学部 荒木ゼミの皆さん、関西大学 荒木先生、関西大学第一中学校 小篠先生

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