SDGs探究AWARDS 2020

Report SDGs探究AWARDS2019

西武学園文理中学・高等学校

学年全体で探究活動を実施

SDGs探究AWARDS2019で同一の学校からもっとも多くのエントリーをされた西武学園文理高校の学年担当の田原先生、岡村先生にエントリーの経緯や生徒の様子をオンラインにてお伺いすることができました。

西武学園文理中学・高等学校

埼玉県狭山市の小学校から大学までの一貫校。体系的に探究学習を行っている。2019年度からオリジナルの探究活動を始動。中学校では総合学習で企業と連携した活動も行っており、高校でも高校1年から2年にかけての探究活動を実施中。

西武学園文理中学・高等学校

SDGsの探究活動

―カリキュラムや生徒の様子について教えてください―

SDGsの探究については、導入から始めると20コマ近く使いました。期間で言うと、4ヶ月くらいですね。生徒が想定以上に頑張ってくれて、進めることができました。生徒は身の回りに起きている課題がどれもSDGsに反映されていることに共鳴してくれたのだと思っています。 また、学校の授業はみんな一緒にやることが多いですが、今回は自分の興味関心のあるテーマを選択していいという設定にしました。個人でやりなさいとしたことが生徒の関心を高めたことと、自分でなんとかするしかないという状況になったのもよかったのかもしれません。 SDGs自体を知らない生徒が多かったようですが、調べていくうちに生活と関係があることを見つけて興味が深まったようにも見えました。SDGsは17個の目標があるので、日々の問題意識にひっかかるものがあったのだと思います。

西武学園文理中学・高等学校 SDGsの探究活動の様子

―各自でテーマを決めるのは難しくなかったですか―

SDGsを取り扱うにあたり、まずは講演でSDGsの背景や意義を共有しました。その上で興味のある17目標を選び、テーマにする好きなことを考えました。 前半は自分が興味を持ったものを調べてきて、クラスで発表したり、同じテーマの生徒同士と情報を共有させたりして、知識の共有の段階に長い時間をかけました。そこからは生徒自身がどんどんと進めていき、発表に費やした時間は数回だったと思います。友達と話したり知識を共有したりすることで、生徒の理解は大きく進んだように見えました。

西武学園文理中学・高等学校 SDGsの探究活動の様子

―生徒たちに変化はありますか―

英語の教材でSDGsの項目を集めたものを副教材で使っていて、それにも興味をもって取り組んでいて、教室内でも話題になっている場面がありました。今年は受験の年になりますが、志望理由書にSDGsの取り組みで知った知識や、行った活動について言及している生徒もいましたし、それぞれに気づきがあったのだと思います。これまでは志望理由に個人の話をするのが常でしたが、個人の話だけではなく、地球規模や世界規模の話ができる生徒が増えました。変化があったのは生徒だけではなく、教員もだと感じています。 SDGsという言葉が生徒や教員の中でも出るようになりました。知ることで変化するものだと体感しましたし、そのきっかけとしては大きな取り組みだったと感じています。

西武学園文理中学・高等学校 SDGsの探究活動の様子

AWARDSへのエントリー

―AWARDSのエントリーをゴールにした理由は何ですか―

AWARDSを知ったのは本当に偶然です。外部団体からのコンテストのお知らせにチラシが混ざっていて、時期的にもちょうどよかったというのが本音です。全員がエントリーできそうで、1年の締めくくりの時期にエントリーできるというのは、ゴールとしては設定しやすかったです。学年全員のそれぞれのゴールをAWARDSエントリーとしました。 高校3年間のポートフォリオとしても、SDGsの探究に取り組んでAWARDSにエントリ―したというのは形に残ってよいとも思いました。次の学年もエントリーする予定にしています。

西武学園文理中学・高等学校 SDGsの探究活動の様子

―SDGs探究をしてみていかがでしたか―

今後、高校1年から2年にかけて体系的に探究活動を行っていこうと思っています。テーマを一人一つ決めることにしていますが、2019年度はテーマが決めやすかったのは、SDGsにはっきりとした課題があって、生徒にとっては取り組みやすかったのだと今になって思っています。高校生にとって、疑問というのはわきにくいものです。疑問に思って調べていくという探究のきっかけ作りとしてSDGsの探究というのはよかったと思います。 2019年度の取り組みは生徒自身が進めているのが印象的でした。SDGsの探究をやる中で、生徒の中には世の中に対して変だと思ったり、調べたり考えたり、学んでいこうとする力があるのだなと感じました。そういう意味でも。 生徒にとっての目標にAWARDSがあったよかったと思っています。

西武学園文理中学・高等学校 SDGsの探究活動の様子

―取材を終えて―

先生方から、「とにかく生徒が想像以上に積極的に動いてくれたおかげで進んだ」という言葉が多く出たことが印象的でした。また、生徒はみんな学ぶ力を持っていることを感じたというのも、西武学園文理の生徒だけではなく、多くの生徒学生に当てはまることのように思い、感動しました。目標があって、任せられれば、生徒は自主的に動けるのだと気づかされるインタビューとなりました。

西武学園文理中学・高等学校 SDGsの探究活動の様子

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